『異本論』:外山 滋比古
□今も残る古典は”異本”の存在によって成り立つ
□時代の隔たり≒地理的隔たり
→翻訳文学研究の存在意義が生まれる
”外国語”として研究する方が古典として残る作品かどうかの判断が行えるのでは
母国語で読む者よりも共有する情報が少ない
時代を経ても生き残る作品かどうか見極めることができる。
□悲劇の方が、喜劇よりも時代に関係なく共感されやすい
→喜劇…社会状況に即している。
それを共有できない外国(別社会)・別時代では理解することができない。